ヨコハマトリエンナーレ2020

今年はコロナの影響で全国の芸術祭が中止や延期になっていますが、3年の節目にあたるヨコハマトリエンナーレ2020を観に行ってきました。

開幕が当初より2週間遅れて、人数制限のためチケットが時間指定の予約制になったとはいえちゃんと開催継続しているのは偉いです。週末は込み合うことを予想して、平日の水曜日に年休を取得し朝10時からのチケットを購入して横浜美術館へ行きました。入場すると正面にあるNick Caveの「回転する森」が目を引き、KIM Yunchulの「Chroma」の虹色の変化する様子に目を奪われ、ZHANG XU Zhanの人形を使ったアニメーションの動きに目が釘付けになりました。

ランチを挟んで、午後2時からもう一つの会場であるプロット48で作品を鑑賞しました。真っ暗闇の中でピアノの音に合わせて海洋性プランクトンの夜光虫が発光するのを見守るAndreas Greinerの作品や、Elena Knoxのセクシーなエビ、事前予約して体験した飯川雄大の「デコレータークラブ 配置・調整・周遊」が面白かったです。トイレにまで作品が展示されていて、美術館より少し下品な感じがよかったです。

見終わったのが5時でまだ時間がありましたが、もう一つ作品展示のある日本郵船歴史博物館は別の日に観に行くことにしていたので、新しい方のアンパンマンミュージアムの隣に新しくできた日産パビリオンはほど近いというので、そこで展示している日産アートアワードファイナリストの作品を観に行きました。5作品はどれも面白かったですが、中でもテレビや扇風機で楽器を制作して音楽を奏でる作品は楽しかったです。

f:id:tiopepe:20200906101201j:plain KIM Yunchul「Chroma」