北海道へのフェリー航路(その2)

みなさんは旅行に出るときに何を優先して交通手段を決めていますか?それぞれ好き嫌いもあるでしょうし,株主で優待券を持っているから飛行機に乗るという人,地に足がついていないと不安だから鉄道に乗るという人もいるかもしれません。

私の優先順位は以下のようなものです。

  1. 快適性 - いかに苦を感じず楽に移動できるか
  2. 費用 - 安く上がれば現地で豪遊できる
  3. 時間 - 時は金なり

さて,東京→札幌,大人2人+子供2人,北海道での車使用という状況を想定すると,以下のような交通手段が考えられます。

  • 航空機利用,車は現地レンタル
  • フェリー利用,車の同時航送
  • 鉄道利用,車は現地レンタル*1

航空機利用の場合

空港までの往復と待ち時間があるので,飛行機は1時間半しか飛んでないとしても,全体で5〜6時間くらいはかかるでしょうか?それでも最も早く現地に到着できるのは他にはない利点。航空運賃は,夏休みの早割21(お盆除外)で片道20,400円,子供運賃は普通運賃30,700円の半額で15,350円,合計71,500円。他に空港までの往復の電車賃と車のレンタル代。時間が短いとはいっても空港までの往復に手荷物として持ち運ぶ必要があるので,荷物の量は制限される。

フェリー利用の場合

試算上最速の経路で18時間,休憩のため余裕をみて20時間(航路によっては丸一日),フェリー料金+高速代+ガス代で41,000円程度と比較的安価(航路によっては75,000円)。何より,荷物は車に積んで移動できるのと,現地で乗りなれた自分の車を使えるのは便利です。フェリーの中は飛行機や鉄道よりもスペース的には余裕があると思います。一方,フェリーに乗るまで長い距離高速を走るのは確かに疲れます*2。車の運転距離を短くすると、相対的にフェリーで過ごす時間が長くなるので1等などを使いたくなります。

鉄道利用の場合

寝台特急カシオペアで上野〜札幌間だけでも16時間。トレン太くんで同乗者全員のJR乗車券が20%割引,JR特急券が10%割引(除外日あり)。カシオペアツインの利用で,割引適用すると28,815円。子供料金の扱いが不明ですが,半額として合計86,445円*3。レンタカーはAクラス(1,500cc)で,最初の24時間約12,500円,以後1日につき約11,000円。往復の手荷物の世話は航空機利用と同様で手間。もはや鉄道での北海道への移動は,北海道&東日本パスを使って格安(1万円)で行かない限り,メリットが少ないと思います。


で,うちはドライブ好きで,大きい荷物を持って人ごみに行きたくないので,多少時間はかかってもコスト重視のフェリーを選んでいるわけですが…(まだつづく)。

*1:車両同時搬送ってまだあるんでしょうか?

*2:慣れたのでもう悪くないですが。

*3:その後、コメントに寄せられた情報により再計算すると、子供料金13,350+2,890*90%*50%+16,080*80%*50%=21,064円、合計99,758円、ただしあくまで試算なので、正確な情報はJR東日本に問い合わせのこと。