type Mでビデオ編集

動画編集には時間がかかるので、PCでビデオ編集は滅多にしないのですが、新しく買ったデジカメのOptio S5zで割ときれいなビデオが撮れるようになったので、今回試しに編集してみました。今のところメモリが256MBのSDカードなので、長まわしは出来ず、よさそうなところだけいろいろな場面を細切れで撮っています。MPEG4なのでサイズが比較的小さいのと、ビデオカメラと違って長まわしたものを切って選ぶ手間がなく、短いのを並べてトランジッションとタイトルを入れるだけなので編集が楽です。

CPUが非力なtype Mですが、ビデオ編集をも考慮に入れて以下のソフトがバンドルされています。

初めてビデオ編集にtype Mを使ってみました。

Windows ムービーメーカー

これは元々マイクロソフトのサイトからダウンロードできるソフトです。無料のソフトとはいえ、編集機能は他の製品に負けず劣らずで、普通の動画編集ソフトのユーザインタフェースを持ち、トランジッションや画像の編集機能も充実しています。出力形式が基本的にWMV (Windows Media Video)になってしまうのと、それゆえにDVDのオーサリングや書き込み機能がないのが残念ですが、編集機能に特化したソフトとしてはシンプルでとても使いやすいです。

今回は、Optio S5zで撮ったAVI/MPEG4を読み込んで、すべて時系列にストーリーボードに並べて、トランジッションにフェードを付けてみました。タイトルとエンドロールを作成して、高画質ビデオ(大)でWMVに出力しました。

Click to DVD

さて、できたWMVのファイルが2つあります。PCで見る分にはこのままでいいですが、テレビで見る為にDVDに焼いておきたいところです。その為には、メニューを付けて、DVD-Video形式のDVDイメージを作成し、DVD-Rに焼くソフトが必要です。一通りtype Mのバンドルソフトを見てみたところ、このソフトが使えることがわかりました。

このソフトは、基本的にはビデオカメラから動画を取り込んだり、写真の静止画からスライドショーを作成してDVDに焼くことを目的にしているようです。最初からMPEG4を読み込んでもDVDは作成できますが、ムービーメーカーにあるようなトランジッションやタイトルの簡易作成機能はなさそうな感じです。

WMV形式のファイルをクリップのソースとして読み込みますが、その際たぶん、DVD互換のMPEG2に変換するのでしょう大分時間がかかります。ムービーメーカーがMPEG2で出力してくれれば、この変換のステップは省略できたのでしょうが……。ファイルの変換が終わったら、好きなメニューデザインを選んで、DVDの作成という手順ですが、ステージングとDVDへの焼きこみに長い時間が必要です。今回は夜中に流してそのまま寝てしまいました(もちろん明朝には出来ていました)。

写真と違って、音と動きによる動画の説得力は非常に大きいです。よい思い出になるでしょう。